カズ君の徒然日記~介護士の日常~

介護福祉士のカズ君が自分の体験談やこれから介護の仕事をはじめようかなと思ってる人、新人介護職員向けの記事を書いていきます

ノーリフティングケア

こんばんは、介護福祉士のカズ君です。

今回は「ノーリフティングケア」の話をしたいと思います。

※ノーリフトケアという場合もあります。

 

今日ニュースサイトを見ていたらこんな記事が載っていました。

www.joint-kaigo.com

 

以前、このブログでボディメカニクスについて書きましたが、ノーリフティングケアはボディメカニクスの技術を基本にしながらも、抱え上げによる苦痛や危険を伴う介助方法を排し、利用者さんと介護スタッフ双方にとって安全な介助を目指すものです。

sato19841222.hatenablog.com

 

あるデータによると介護職員の7割の人が腰痛があるのそうで、業務上疾病のうち腰痛は介護業界が全業種の中で3割ほどあるそうです。

 

ボディメカニクスの記事の時に”スライディングボード”を使うことも書きましたが、これもノーリフティングケアの一つです。

他にも”吊り上げリフト”や”スタンドリフト”などの福祉用具を使ったケアもあります。

 

ノーリフティングケアはオーストラリアでは1998年にスタートしていて、既にヨーロッパなんかでは一般的になっているみたいです。

日本では2008年からこの手法による介護が始まってきたみたいですが、まだそこまで浸透している感じはしないですね…。

 

で、今回の介護報酬改定でこういうことを取り組んでいる会社への介護報酬が増えるみたいです。

介護報酬が増えるのは良いことですが、それよりも職員の腰痛が減ったり力ずくで移乗させられる利用者さんが減ることがさらに大切なことです。

 

電動の機械を導入するのはコストがかなりかかりますが、使う会社が増えればそのぶん安く提供できるようになると思うので、これを機に変わっていくといいなと思います。

 

僕は今日も腰痛で湿布を貼っています。

「早く腰痛から解放されたい!」と強く願ってます。

では、おやすみなさい。