排泄介助って1日に何回やりますか?
こんばんは、介護福祉士のカズ君です。
今回は「排泄介助は1日に何回やるのが適切なのか?」ということについて書いていきたいと思います。
※オムツ対応の方で膀胱炎などがない方、尿失禁があっても自覚がない方を考えます。もちろん排便時はその都度介助する前提です。
皆さんの施設では排泄介助に何回入っていますか?
起床時(6時)、朝食後(9時)、昼食後(13時)、臥床時(19時)、夜中(0時)
といったパターンで、1日5回くらい入る場合が多いでしょうか?
もし僕が入院とかでオムツをしていて、そこでおしっこをしてしまったらすぐに替えてほしいと訴えると思います。
それはなぜか?恥ずかしいし、不快に感じるし不衛生だからです。
皆さんもそう思うのではないでしょうか?
しかし、今回は失禁していても自覚がない方の場合を考えています。
そうすると恥ずかしいから替えるという必要はなくなります。
では、不快に感じたり不衛生でなかったらすぐに替えなくてもいいわけですよね?
普通の布パンツをはいている状態で失禁してしまうとすごい不快に感じると思います。
しかし、最近のパットやオムツって高スピード吸収で吸収量の範囲内であれば失禁後もサラサラなんです。
しかもお肌に優しくなるような素材できているので、皮膚トラブルも起きにくいようにできています。
ということを考えた場合、排泄介助の回数ってどれくらいがいいのでしょうか?
最近2社のメーカーさんから話を聞く機会があったのですが、どちらの会社の方も1日3回で大丈夫と言っていました。
起床時(6時)or 朝食後(9時)、昼食後(13時)、臥床時(19時)といった感じ。
もちろん、最新の商品で高吸収・お肌に優しいものを使ってという前提です。
1日1回の陰洗もしっかり行います。
こうすることで職員の負担は減りますし、減ったことで他のことに時間が使えます。
皆さんはどう感じますか?
繰り返しになりますが、オムツ対応の方で膀胱炎などがない方、尿失禁があっても自覚がない方を考えます。
排便時は当然排泄介助に入ります。
1日5回の排泄介助が以前は当たり前だったかもしれませんが、それはなぜなのでしょうか?
介護用品も日進月歩で進歩していますし、根拠のない前提で行っている介助もあるかもしれません。
排泄介助に限らずそういったものは見直しが必要だと感じます。
そういうことを日々考えながら仕事ができるといいですね。
では、おやすみなさい。