介護施設での事故(職員要因)
こんばんは、介護福祉士のカズ君です。
前回は「 ヒヤリハット、事故報告書」について話をしましたが、今回は具体的にどんな事故が介護現場で起きるのかを話していきます。
①職員が要因の事故
まずは服薬の事故。
名前を確認しなくて別の人に飲ませてしまう、チェックをしていなくて昼になって朝の服薬忘れに気が付く、飲み込み確認をしていなくて気付くと床に落ちている、などがあります。
これは意外とベテラン職員にもあります。
新人職員はマニュアルをしっかり守りますが、慣れてくるほど大丈夫だろうとなってきてしまうものです。
僕も何度かやってしまってます…。
次は利用者さんの転倒事故。
認知症の利用者さんが立ってしまって起きたりしますが、見守り不足が要因なことが多いのでこれも職員要因の事故と言えます。
職員が少なくなる夕方から就寝前に多い傾向があると思います。
他の方の介助に入るけど、少しくらいならフロアから目を離しても大丈夫だろうって時に起きていませんか?
他の職員に声をかけた方がいいんだけどあっちも忙しそうだしなぁ、言わなくても見ててくれてるよね、って甘い認識が事故の要因になります。
これも新人職員よりも慣れてきている職員が起こしやすいです。
転倒事故でもう一つあるのが、センサーマットの設置忘れ・電源の入れ忘れもあると思います。
ベッドに寝かせた後にセンサーマットを設置する方がいると思いますが、設置するのを忘れたり、ついつい電源を入れ忘れてしまったり、なんて経験ないですか?
僕も実際に転倒された事故を見たことがあるし、居室の前を通ったら立ち上がっててヒヤリとしたこともあります。
必ず設置後にセンサーが反応するか確認するのがいいのですが、ついつい忘れてしまうのが人間というもの。
センサーマットは設置したままで電源を切らないようにする、というのが一番いいですね。
話が長くなってきたので、職員要因以外の事故については次回書いていきます。
今回のポイントは職員要因の事故はベテラン職員が起こしやすいという事。
慣れてきても基本を徹底することが大切です。
では、おやすみなさい。