介護士の仕事って何をやるの?<尊厳の保持>
こんばんは
前回は介護士の仕事は介護保険法で定められて、その中でも”尊厳の保持”、”自立した生活”の2つが大切という話をしました。
今回は”尊厳の保持”についてもう少し詳しく書いていきます。
色々な介護施設がありますが、僕たちがお世話をする利用者さんは認知症の方が多いと思います。
認知症になるといろいろなことをすぐに忘れてしまい、僕たちもそれをわかっています。
するとこんなことが起きたりします。
・ご飯を食べるのを拒否する方の口を無理やり開けて介助する。
・トイレから出てきた方に「ウンチ出た?」と大きな声で聞く。
こんなことはしていけないですのですが、実際に施設内ではまま起きることかと思います。
ご飯を食べてくれないと片付かなくて次の仕事にすすめないし、体重も減っちゃいますしね。
ウンチがでなくて便秘になっても困ってしまいます。
でも、これを自分に置き換えて考えてみてください。
「今はあんまりお腹すいてないからご飯食べたくないな」、「排便のことなんて恥ずかしいから聞いてほしくない」
こんな風に思いませんか?
たしかに利用者さんは認知症になってしまっていろんなことがわからなくなっています。
でも、だからと言ってその人の尊厳をないがしろに扱ってはいけません。
これが「尊厳を保持」するということです。
もし、自分の家族が上記のように扱われてしまってたら嫌だと思いますしね。
次回は「自立した生活」について書いていきます。
おやすみなさい。