中核症状と周辺症状(BPSD)
こんばんは、介護福祉士のカズ君です。
前回は「認知症の種類」についてお話しましたが、今回は「中核症状と周辺症状(BPSD)」についてお話したいと思います。
認知症の方と関わっていると色々な症状を目にしますが、実際に目にしているのは周辺症状(BPSD)と呼ばれるものです。
その”周辺症状”が起きるには”中核症状”というものがあることも覚えておきましょう。
参考:太陽生命HP
よくある”帰宅願望”を例にとって考えてみます。
まず時間や季節などがわからなくなる”見当識障害”により、今が夕方と勘違いします。
そして”記憶障害”や”理解・判断力の障害”により、自分がなぜここ(施設)にいるのかもよくわからなくなります。
ここまでが”中核障害”により利用者様の頭の中で起きていることです。
そして、「もう夕方だから家で晩御飯の準備をしないといけない」と考え、家に帰ろうとする行動を起こします。
これが”周辺症状(BPSD)”と呼ばれるものです。
同じ中核症状が起きていても、その方によって周辺症状には違いがあるので、利用者様にどのような中核症状が起きているのかも考えてみましょう。
また、認知症の進み具合によって対応の方法も変わってくるので、その方がどの程度症状が進んでいるのかも観ていく必要があります。
具体的な対応についてはまた次の機会に話したいと思います。
では、おやすみなさい。