カズ君の徒然日記~介護士の日常~

介護福祉士のカズ君が自分の体験談やこれから介護の仕事をはじめようかなと思ってる人、新人介護職員向けの記事を書いていきます

ケアプラン実施してますか?

あけましておめでとうございます、介護福祉士のカズ君です。

少し遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

 

新年の1回目はケアプランについてお話していきます。

皆さんの施設ではケアプランをきちんと実施しているでしょうか?

 

施設の場合は”施設サービス計画書”、通所系の場合は”居宅サービス計画書”といった形で利用者様ごとにケアプランが作られていると思います。

 

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これは利用者様(または家族)とサービス提供者(施設側・ケアマネ)が双方合意したうえで実施するものです。

つまり、ケアプランを実施しないと契約違反ということになります。

 

定期的に外部からの監査があると思いますが、この時にも当然チェックされますのできちんと実施した記録も残していかなければいけません。

 

以前いた施設ではケアプランをやってはいても、きちんと記録に残していないことがあり、ケアマネに「何で記録に残さないの⁉」と怒られた覚えがあります。

 

私たちの仕事は介護保険法に基づいてやっているもので、きちんとやっていますよということが証明されてはじめて介護報酬、つまり給料がもらえるわけですよね?

 

介護の仕事を始めたころはよくわかっていなかったですが、法令遵守をすることは大切です。

契約していないサービスは提供してはいけないし、契約したことはきちんと実施しないといけないです。

例えば裁判沙汰になった時にも、このあたりは重要になってきます。

 

話が少し逸れてしまいましたが、ケアプランを行うことは契約に基づいたことできちんとやらなくてはいけないということです。

もし、できていない、記録にきちんと残していないということがあればきちんとやっていきましょうね。

 

次回はケアプランはどのように立てたらいいのか?ということについて話していきます。

では、改めまして今年もよろしくお願いします。

 

 

季節行事の大切さ

こんばんは、介護福祉士のカズ君です。

今年最後の記事は「季節行事の大切さ」について書いていきたいと思います。

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今年はコロナ、コロナの一年でした。

東京では感染者が曜日最多を毎日更新して、今日はついに1,000人を超えました。

検査数が増えているのも一因ですが、感染はまだまだ広がりを見せているようですね。

 

ステイホームと言われ続け、施設入居者も外に出る機会がほとんどなかったのではないかと思います。

 

そんな中でも大切なのは季節を感じることです。

施設内にいるとエアコンで気温を管理されており、毎日決まったような生活をすることになります。

 

認知症でなくても今が何月なのかということが感じづらくなっているのではないでしょうか?

そこで大切なのが季節を感じる行事を行っていくことです。

 

お正月から始まり、節分、花見、端午の節句などなど、昔から行ってきている行事を行うことで季節の移り変わりを感じることができます。

 

外に出ることができなくても施設内でできることも多くあると思います。

施設内でも感染対策もしなくていけなく大変ではありますが、ぜひ季節行事を行っていって季節の流れを利用者さんに感じさせてあげてください。

 

短いですが今年最後のお話でした。

では、よいお年を。

また来年もよろしくお願いします!

 

排泄介助って1日に何回やりますか?

こんばんは、介護福祉士のカズ君です。

今回は「排泄介助は1日に何回やるのが適切なのか?」ということについて書いていきたいと思います。

※オムツ対応の方で膀胱炎などがない方、尿失禁があっても自覚がない方を考えます。もちろん排便時はその都度介助する前提です。

 

皆さんの施設では排泄介助に何回入っていますか?

起床時(6時)、朝食後(9時)、昼食後(13時)、臥床時(19時)、夜中(0時)

といったパターンで、1日5回くらい入る場合が多いでしょうか?

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もし僕が入院とかでオムツをしていて、そこでおしっこをしてしまったらすぐに替えてほしいと訴えると思います。

それはなぜか?恥ずかしいし、不快に感じるし不衛生だからです。

皆さんもそう思うのではないでしょうか?

 

しかし、今回は失禁していても自覚がない方の場合を考えています。

そうすると恥ずかしいから替えるという必要はなくなります。

 

では、不快に感じたり不衛生でなかったらすぐに替えなくてもいいわけですよね?

普通の布パンツをはいている状態で失禁してしまうとすごい不快に感じると思います。

 

しかし、最近のパットやオムツって高スピード吸収で吸収量の範囲内であれば失禁後もサラサラなんです。

しかもお肌に優しくなるような素材できているので、皮膚トラブルも起きにくいようにできています。

 

ということを考えた場合、排泄介助の回数ってどれくらいがいいのでしょうか?

最近2社のメーカーさんから話を聞く機会があったのですが、どちらの会社の方も1日3回で大丈夫と言っていました。

 

起床時(6時)or 朝食後(9時)、昼食後(13時)、臥床時(19時)といった感じ。

もちろん、最新の商品で高吸収・お肌に優しいものを使ってという前提です。

1日1回の陰洗もしっかり行います

 

こうすることで職員の負担は減りますし、減ったことで他のことに時間が使えます

皆さんはどう感じますか?

 

繰り返しになりますが、オムツ対応の方で膀胱炎などがない方、尿失禁があっても自覚がない方を考えます。

排便時は当然排泄介助に入ります。

 

1日5回の排泄介助が以前は当たり前だったかもしれませんが、それはなぜなのでしょうか?

介護用品も日進月歩で進歩していますし、根拠のない前提で行っている介助もあるかもしれません。

排泄介助に限らずそういったものは見直しが必要だと感じます。

そういうことを日々考えながら仕事ができるといいですね。

では、おやすみなさい。

 

 

介護あるある~勤務表は作る人が優遇される?~

こんばんは、介護福祉士のカズ君です。

今回は「介護あるある~勤務表は作る人が優遇される?~」について話をしたいと思います。

 

皆さんの職場ではだれが勤務表を作っていますか?

リーダーや管理者、場合によっては職員が交代で作っているというところもあるかもしれません。

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今まで勤務表を作ったことがないというあなた、勤務表って作る人が自分が好きなように作れるって思っていませんか?

私は希望休を規定の3日お願いしてるけど、あの人は他にも自分が休みたい日を休みにできるんだよなって思っている人もいるかもしれないですね。

 

けど、それは違います。

勤務表を作るのって思ってるより大変なんです。

個人の意見かもしれませんが、毎回苦労しながら何時間かかけて作っています。

 

僕の勤務先は5つのフロアがあるので、それぞれのフロアで勤務表を作っています。

介護あるあるで人材不足はあるのでこの日は人手が足りないから別のフロアの人手伝ってほしいなってこともよくあります。

年末年始はパートさんが休む場合が多いのでぎりぎりの人数でしか勤務が組めないですしね。

 

そんな時にこの日は人手が足りないな…。

でも週末だから他のフロアからの応援も期待できないし…。

仕方ない、連勤になっちゃうけど僕が出るしかないか…。

っていう感じで、シフトを組んでいる自分が犠牲になるっていうことがよくあります。

 

今までシフトを組んだことがある方、同じようなことないですか?

きっと僕だけが感じている介護あるあるではないと思います。

職員が少ない中、頑張ってシフトを組んでいるんです。

 

自分の都合のいいように組むということもできないわけではないですが、中々できないという現実があるんじゃないかなと思ってます。

まだ勤務表を組んだことがないという方、一度やってみてください。

メッチャ苦労しますよ。

 

すんなり組めるという方、そのやり方教えてください!

というわけで、今回は勤務表作成の話でした。

では、おやすみなさい。

加湿器掃除してますか~加湿器肺炎の恐怖~

こんにちは、介護福祉士のカズ君です。

皆さん、この時期って加湿器使ってますよね?

コロナ対策もあり家でも施設でも今まで以上に使っているんじゃないかと思います。

 

そこで今回は「加湿器肺炎」について話をしたいと思います。

加湿器肺炎って知ってますか?

僕は数日前まで知らなかったです。

ミヤネ屋で知りました(笑)。

 

加湿器肺炎とは何かというと、加湿器を掃除しないことでカビなどを吸ってしまい肺炎を起こすことです。

 

介護施設もこれが原因で死亡事故も起きてます!

というわけで、施設で使っている加湿器、きちんと掃除していないとほんとに危ないです。

 

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まず、タンクの水

これはなくなってから補充するようにしましょう。

水が残っているのに補充すると次第に菌が増えていくみたいです。

補充するときはタンクを振ったりして中の菌を出してしまってから補充しましょう。

 

そして本体、メーカーによって違いはあると思いますが2週間に1度掃除をするように書いてあることが多いと思います。

こちらは100均などにも売っているクエン酸を使って掃除することが推奨されています。

 

※メーカーによって掃除周期、方法には違いがあるので必ず確認してくださいね!

 

 

もう少し詳しく加湿器肺炎について解説します。

レジオネラ菌という菌がいるのですが、先ほど話した介護施設の事故はこの菌が原因での肺炎で亡くなっています。

新生児が感染して亡くなった事例もあるみたいです。

 

レジオネラ菌土壌や河川など様々なところにいる菌で、これが付着して家に持ち込まれるみたいです。

それが加湿器内で増殖して肺炎の原因になってしまったんですね。

 

 

 

最後に余談ですが、実際体験した事故をお話します。

加湿器の掃除にクエン酸を使うと説明しましたが、他に掃除で使うものとしてハイターもありますよね?

 

この二つ、酸性とアルカリ性で別の種類のものです。

これが混ざるとどうなると思いますか?

有毒の塩素ガスが発生します!

 

こんな事故が発生したことがあります。

幸い何事もなくすみましたが、加湿器から蒸気とは違う白い気体が発生していてマジで怖かったです。

 

皆さんも掃除をするときは注意事項をしっかり読んでくださいね。

 

介護あるある~職員来ない、続かない~

こんばんは、介護福祉士のカズ君です。

今回は「介護あるある~職員来ない、続かない~」について話をしたいと思います。

 

シリーズ化していきたいと思っている介護あるある第1弾です(笑)。

 

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面接の予定が入っていて、時間になっても来ない。

電話しても無視される。

 

初出勤日に来ない。

 

「こんな仕事じゃないと思ってました」と言われてすぐに辞めてしまう。

 

 

・・・こんな経験ないですか?

介護あるあるですよね?

ないという方、んな職場だったらぜひ紹介してほしいです。

 

 

何でこんなことがよくあるんでしょう?

僕なりに思っていることをいくつか紹介したいと思います。

 

まず一つは介護の仕事が無資格・未経験でできるということ。

利用者さんの命を預かる仕事だっていうのに不思議なことですよね?

今後は研修は必須になるみたいですが、まだまだ気軽には入れてしまうというのが簡単に辞めてしまう理由の一つになっていると思います。

無資格の介護職員への研修義務化 経過期間3年 厚労省 各サービスの基準見直し | articles | 介護のニュースサイトJoint (joint-kaigo.com)

 

 

二つ目の理由が新人教育がしっかりできないからというもの。

どこの施設も人出不足の中でやっていて、その中で新人職員に仕事を教えるのって大変ですよね?

新人は色々と仕事を教わりたいけど先輩が忙しそうで中々聞けない。

利用者さんとコミュニケーションをとっていてと言われても、何を話していいかわからない。

もうこんな仕事続けられない・・・ってなっている気がします。

 

 

今回は二つの理由を紹介しましたが、施設だけの問題ではなく介護業界全体が変わっていかないと解決できないことだと感じます。

政府の偉い方にはもっと介護の現状を理解したうえで対策をしていってほしいなと感じます。

 

以上、介護あるある第1弾でした。

では、おやすみなさい。

コグニサイズ

こんにちは、介護福祉士のカズ君です。

気が付けば12月に入り、だいぶ寒くなってきましたね。

さて今回は「コグニサイズ」について話をしたいと思います。

 

皆さんはコグニサイズって聞いたことありますか?

英語のコグニション(認知)エクササイズ(運動)を組み合わせて付けられたもので、国立長寿医療研究センターが開発したものです。

 

簡単に言うと、脳トレ”と”体操”を一緒にやるものです。

 

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   +

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この2つを同時にやることで、脳が活性化されて認知症予防につながるっていうわけです。

 

例えば数字を1,2,3・・・と順番に数えていきます。

ここで3の倍数の時に手を叩きます。

これをその場で足踏みをしながら行います。

 

意外と難しくないですか?

これで簡単という方は、これに加えて3が付くときにも手を叩くようにしてみてください。

難易度がアップします。

1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20、・・・

こんな感じです。

 

ここで1つポイントです。

これはできればいいというものではありません

適度に脳を刺激しながらやることが大切なんです。

簡単すぎても難しすぎもいけないです。

 

なので間違えても大丈夫。

そのときはみんなで笑いましょう。

笑うこともとっても良いことです。

 

今回は1つの例を挙げましたが、コグニサイズは脳トレ+運動なのでいくらでもできます。

施設で行っている脳トレと運動を組み合わせたらそれがもうコグニサイズですから!

やったことがないという方は一度やってみてください。

 

では、今年もあと1ヶ月頑張っていきましょう!!