ケアプランってどうやって立てたらいいの?
こんばんは、介護福祉士のカズ君です。
今回も前回に引き続き”ケアプラン”についてです。
前回は「ケアプランを実施しているか?」ということについて書きましたが、今回は「ケアプランってどうやって立てたらいいの?」ということについて書いていきます。
介護過程というものを勉強したことがある人は下の図を見たことがあると思います。
①まずアセスメントをして、利用者さんの希望・ニーズを聞く。
②その希望・ニーズからプランを作成する。
③実際にプランを行う。
④3ヶ月くらいを目処にプランの実施状況を評価する。
⑤再度アセスメントをする。
といった繰り返しになります。
ここで大切なのはアセスメントになります。
利用者さんのしたいことがわからなければ、プランの立てようがありませんよね?
1つの例として特養入所中のAさんのプランを考えてみます。
Aさんは家族と定期的にうなぎ屋さんに行くことを楽しみにしています。
しかし、転倒による骨折で以前より下肢筋力が低下し、車イスでの生活になってしまいました。
うなぎ屋さんは店内が狭くて車イスは入れません。
杖歩行で50mほど歩ければそのうなぎ屋さんに行けそうです。
ここでAさんのニーズは「うなぎ屋さんに行く」ということになります。
これを実現するための長期・短期目標・サービス内容を考えていきます。
一例ですが、
長期目標は「杖歩行で50m歩けるようになる」
短期目標は「杖歩行ができるようになる」
サービス内容は「足上げ・足踏み運動、移乗時の立位保持」
といった感じで立てると、Aさんのニーズであるうなぎ屋さんにいくというが達成できるのではないでしょうか?
一定期間実施してから再アセスメントは必要ですが、一つの案としてはこういった感じで立てればいいと思います。
今回は自分の意志が言える方の場合を考えてみましたが、その利用者さんがこうなりたい、または家族さんの希望でこうなってほしいといったことを実現できるように考えていくとプランを立てやすいのではないかと思います。
参考になったでしょうか?
次回も引き続きケアプランについて書いていきたいと思います。
では、おやすみなさい。