認定調査の注意事項
こんばんは、介護福祉士のカズ君です。
今回も前回に引き続き「認定調査」について、具体的には僕が体験した話をしたいと思います。
前回、認定調査は役所から担当の人が来て施設ではケアマネやリーダー職員が対応すると説明しましたが、もう少し詳しく説明します。
まず、役所の担当の人が利用者さんに色々と質問をします。
担当職員は同席しながらその様子を見ていて、質問が終わり利用者さんに退席してもらった後にさらに詳しい聞き取りを受けるといった流れが多いかと思います。
ここで今回のポイント。
ふだんは認知症でボーっとしてしてることが多い利用者さんが、この質問を受ける時になると人が変わったようにしっかりすることがあるんです。
僕が担当したある方の例。
食事中に手が止まってしまったり、立ちあがってしまったりすることがよくあるのですが、「ここの食事はとても美味しくて、いつも全部頂いています」みたいにしっかり受け答えるんです。
「あなたそんなにしっかり受け答えできるの?」、「いつもと違うやん⁉」
ってことが起こりえます。
医者の前にいくとしっかりしちゃう人がいると思いますが、そんな感じです。
偉い人の前ではしっかりしないといけないっていうのが刷り込まれてるんですかね?
なら僕の前でもそうしてよ?って思う時もありますが、そうはいっても始まらないので、役所の方にはいつもはこうではないんですよってことをしっかり伝えないといけないです。
前回話したみたいに介護度が軽くなってしまうといけないですからね。
話は変わりますがもう一つ注意しないといけないこと。
質問に答えられるように事前にわからないことを聞いておくということ。
ふだんから見ている方の質問に答えるわけですが、その内容は50以上にもなります。
質問内容は決まっているので、どう答えようかっていうことをあらかじめシミュレーションしておくといいです。
居室担当の人なんかと話をしておくとよりいいかもしれないです。
急に色々聞かれるとテンパっちゃうかもしれないですからね。
認定調査も慣れなので、数をこなしていくと何となくわかってくると思います。
まだ認定調査をしてこないという方、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
では、おやすみなさい。